2024年05月01日
春だ、阿蘇だ、山菜だ
春が来ると阿蘇が恋しくなる。家内がソワソワし始めて「阿蘇に行きたいね」と言い始める。
私も阿蘇市字一宮町に行って、焼肉店「彦しゃん」で昼食を食べたい。
もちろんホルモンとタンを焼いて食べる美郷町西郷の「まからんや」店と同じような昼食である。
若い頃ホルモンばかり食べていたので、尿酸値が高くなり困った頃があった。
一度店の主人に「焼肉のタレ」について聞いた事がある。
ニンニク醤油(長く浸けていたもの)とすり胡麻とニンニクをすりおろした生ニンニクとリンゴを すりおろしたものを混ぜ合わせ、冷蔵庫に一週間寝かせた物を使っているとの事だった。
市販の焼肉のタレと違って、いくらでもホルモンを食べられるあっさり味のタレであった。
昼食を済ませると山菜取りが始まる。ワラビ、ウド、タラの芽、アマドコロ、ギボウシ等を 捜して採取し、焼酎のつまみを作る。一年で一番幸せな時期でもある。
花木も珍しい「花いかだ」を持ち帰り、近所に山菜と一緒に届けるようにしている。
これから先は、ヤマブキを採取して、佃煮を作る時期になる。家内のおふくろさんから 作り方を教わっているが、最初にビックリしたのは材料にこだわった作り方であった。
枕崎産のカツオ削り節とみりんと「マルキン」醤油を使うのである。 醤油の名前に玉はつかない。
美味しかったけど贅沢な調味料だったなと、懐かしく思い浮かべる今日この頃である。