社員の日記

2022年08月17日

阿蘇路

 阿蘇路

今年の夏は今まで経験したことの無いような暑さを感じる。そんな時、思い出すのが阿蘇(一宮町)での出張所勤務で、夏は涼しく北国にいるような生活だった。春から秋までは凌ぎやすいが、冬は寒くて雪も降り、温暖な気候に育った自分にとって大変な毎日でもあった。早朝の塩カリ撒き当番の前日は、夜から作業服を着て寝ていた。早朝はマイナス5度くらいに冷えて着替えが寒過ぎるのである。

しかし、阿蘇は楽しかった。近くに温泉があって時々土曜は、家族でホテルのお風呂に行って外食をして帰っていた。職場での飲み方も多かった。単身赴任の所長だったので、「明日はホルモン焼きで一杯やろか」が口癖の所長号令で、すぐに飲み方は決定していた。娯楽の少ない阿蘇では飲み方が一番の娯楽に思えた。夕方の4時頃になると、炊事場で業務職員のおばちゃんがカタコトと野菜を刻む音を出し、外では若手職員がU型側溝に炭を並べて火起こしが始まる。阿蘇に永く住むと痛風になったのではと思う程、ホルモンをよく食べた。タレ作り名人のおばちゃんは、前日から市販の焼肉のタレにすり胡麻とおろしニンニクを混ぜてタレを作っていた。タレ作り名人のおばちゃんは残念ながら天国に行ってしまった。あの頃が懐かしく、今年10月開催の「道守in阿蘇」が待ち遠しい

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