社員の日記

2021年11月19日

宮崎の冬の風物詩

漬物大根の生産日本一の宮崎県。宮崎市田野町では、毎年冬になると、畑に巨大な“大根やぐら”が出現する。

竹で組んだやぐらに、大根をかけて並べて、鰐塚山から吹き下ろす「鰐塚おろし」という冷たい風にさらして干していく。

こうしてできた干し大根は、田野町名産の漬け物に加工され、全国へと出荷される。
やぐらの大きさは、生産者によって違いはあるが、約高さ6メートル、長さ50メートルに及び棚数は10段前後。

畑の中にやぐらがそびえたつさまは、遠方からでも確認することができる。

町内には約300基のやぐらがあるといわれるが、全国はもとより県内でもこの一帯だけに集中しているのは、

その恵まれた気候による。鰐塚山から吹き下ろす寒風に加えて、冬場に雨が少なく、大根を傷める氷点下にはならないという理想的な条件に見事に合致している。

朝、掘った大根は、昼にはやぐらに干される。夕方には夜露や雨よけのシートをかぶせ、夜は冷えすぎないようにストーブを焚く。そして翌朝、また収穫したものを干していく。
そうして干し上がった大根は、酵素の作用で辛みが抜け、うまみと甘さが出てくる。10日から15日間ほど干すと、水分が甘い蜜状になるという。その時、体積は元の10分の1ほどになっている。       宮崎観光情報「旬ナビ」より

 

12月中旬以降、寒くなってきたら皆さん見に行ってみてはいかがですか。

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