古くてもカッコいい!
おはようございます。
最近、すっかり秋めいてきましたね。
私の個人的な考えですが、土木や建築の構造物にカッコよさや美しさを感じる事があります。
携帯の写真の中にも無意識のうちに撮っているものがいくつかありました。
↑建設中のスカイツリー
↑明石海峡大橋
などなど、かなり昔に撮った写真ばかりです(懐かしい……)
日向にも、きれいな橋があります。
美々津橋です。選奨土木遺産の1つです。
昭和9年の建造でスパンドレル・ブレストアーチ橋として現存するものの中では国内で最も古い橋の一つだそうです。
87歳の歴史のある橋です。この橋をモデルに日之影町の青雲橋と槙峰大橋が架けられました。
古くても、カッコいいです。
宮崎県には、選奨土木遺産が7つ登録されており、その中でも5つは県北の耳川水系と五ヶ瀬川水系に集中しています。
ちょっと紹介しますね。
1.美々津橋 日向市 昭和9年(87歳) スパンドレル・ブレストアーチ橋 道路橋として九州では唯一残存
2.上椎葉ダム 椎葉村 昭和30年(60歳) 大調整能力を持つ水力発電用ダムとしては日本初の大規模アーチ式ダム
3.第三五ヶ瀬川橋梁 日之影町 昭和12年(84歳) 鋼トラスおよび戦前唯一のRC方杖ラーメンが複合した形式
4.綱ノ瀬橋梁 日之影町 昭和12年(84歳) 戦前最大級のスパン。わが国初の鉄道用鉄筋コンクリート開腹アーチ橋
5.五ヶ瀬川畳堤 延岡市 1920年頃~1934年 畳堤は、長良川、揖保川と五ヶ瀬川にのみ現存する構造物で我が国最古
6.細島験潮場 日向市 明治25年(129歳) 現存する日本最古かつ現役の験潮場
7.矢岳第一トンネル えびの市 明治42年(112歳) 含水量の多い凝灰岩からの激しい湧水に見舞われながらも、
当時最大の難所を克服
【公益社団法人 土木学会選奨土木遺産資料1部抜粋】
この他にも、諸塚村の塚原ダム(国有形文化財)など数多くの土木遺産があります。
紅葉がきれいになるこの季節。紅葉狩りと一緒にドライブで土木構造物の大先輩を見学するのも良いですね。