土木遺産めぐり~ 2021年冬
皆さんこんにちは。
昨年12月29日、インフラストック勉強会にて土木遺産めぐり!
今回、我ら若き技術者集団?が小林、えびの方面へ先人の技術者の
息吹を求めて出発!!
最初に訪れたのはえびの市にある
【月の木川橋】
熊本営林局により木材搬出用トロッコ軌道の一部としてつくられたそうです。
トロッコ軌道が廃止された後は自動車が通っていたとはビックリ!
今は安全上の理由で通行止めとなっているそうです。
50cm角の石を積み重ねての橋は圧巻です。
続いて訪れたのは小林市【石氷橋】
阿久井さんはなにやら興味津々のようです。
この橋は二連アーチ橋で、水面に映る影が眼鏡に似ていることから、
別名眼鏡橋とも呼ばれているそうです。
昭和18年に完成したこの橋は戦時中、鉄筋が手に入らず、代わりに
竹を使った竹筋コンクリートと石材でつくられているとのこと。
最後に訪れたのは宮崎市【天神ダム】です。
県内唯一のロックフィルダム!!
昭和56年に着工、平成11年3月に完成、実に18年・・・
すごい年月がかかるんですね~
洪水調整機能などを持たせた多目的ダムではなく、宮崎市、清武町、
田野町の農地に農業用水を供給するために作られたとのこと。
純粋に宮崎県の農業の近代化、農業経営の安定を図るために作られ
たんですね。
管理人さんがおられずダムカードはゲットできませんでしたが、
またあらためて訪れたい場所です。
総評して個人的には【石氷橋】の鉄筋の代わりに竹を利用した
竹コンクリートが印象に残りました。
当時は今と比べると技術の数は少なかったと思いますが、
知恵と努力でモノづくりを行っていたことがよく分かる旅でした!
今年も色々な土木遺産に行って先人たちが築いた歴史に触れたいと思います!